ガンプラを作りたけど…
どんなニッパーがいいのかわからない…
この記事ではこういったニッパー選びに困っているガンプラ初心者に向けてオススメのプラモデル用ニッパー6つを紹介いたします!
僕も最初はなにがなんだかわからず適当なものを買い、失敗してしまった過去があります・・・。
ですが、大丈夫です!
この記事を読んでいただければ納得できるニッパー選びが出来ることと思います!
プラモ歴25年の"もくもく"が実際に購入して使用しているものの中からオススメを紹介いたします。
ガンプラ初心者におすすめするニッパー6選
【筆者イチオシ】これ1本で全てOK
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー
初心者にオススメなのはこのタミヤ薄刃ニッパー!
価格は2300円程度。
中級者~上級者の方でもこれをメインで使っている方は多いはず。
かく言う私も安物ニッパーから高級ニッパーまでいろいろ持ってはおりますが、これ一本で作ってしまう事がほとんど。
刃の先端が細く薄い為、小さなパーツやランナーとパーツの間が狭く切り出し辛いような場所でも使いやすいです。
握りやすく切れ味も申し分なし。
この記事を最後まで読んでも迷ってしまうあなた。
とりあえずコレを買っておけば間違いないです!
もくもくイチオシニッパーです。10年以上愛用しています。
続けるかどうかもわからないからもう少し安いのはないの?という方には
次のコチラをお勧めいたします。
【価格重視】とりあえず安くてそこそこ
GSIクレオス Mr.ベーシックニッパーⅡ
安くてそれなりで良いという方はこのMr.ベーシックニッパーがオススメ!
価格は900円程度。
別に安いからと言って切れないわけじゃありません。
全然普通に切れますし、なんの問題もありません。
特徴としては握り手が大きいので力を入れずに切り出すことができます。
また先細タイプなので前述の薄刃ニッパーと同じく、細かい作業にも対応可能です。
そして、プラ棒や細めの金属線をカットしたりとオールラウンドに使用すことが可能です。
価格も安めに設定されているので入門ニッパーとしてはピッタリ。
最終的にガンプラ作りにのめり込み、高価なニッパーを買いなおしたとしても、プラ棒やプラ板などの切り出し用でサブニッパーとして使えるので無駄にはならないでしょう。
最初はあまりお金を掛けたくないという方はコチラがオススメです。
やっぱりプラモデルといえばタミヤじゃないの?
同じ値段くらいでタミヤのが欲しいんだけど~という方は次のコチラをオススメします。
【老舗タミヤ製】タミヤで安いのならコレ
タミヤ モデラーズニッパーアルファ
タミヤで低価格帯のニッパーといえばコチラ。
価格は900円程度。
意外と「プラモ工具はタミヤ」という方は多いかも。
僕も昔は困ったらとりあえずタミヤ製を買っていました。
そして、老舗メーカーだけあってこの値段であっても物は確かです。
前述のMr.ベーシックニッパーⅡよりも若干刃の厚みがあり、頑丈そうな感じがするので多少雑に扱っても問題なさそうです。
その反面細かい作業はMr.ベーシックニッパーⅡのほうが融通が利くかもしれません。
ただ、アマゾンのコメントなどを見ると低評価の意見も少々見受けられます。
僕が所持しているものは問題なく使用できていますし、個人的には値段相応という感じで文句もありません。
正直プラモデルという細かい作業を必要とするからか、神経質な方が多いのは確かなので、気にするのであればこの価格帯は避けておいたほうが良いでしょう。
タミヤ製は販売個数が圧倒的に多いのでうるさ型が出てくるのは仕方がない事ですね。
他のメーカーはないの?ガンプラ作るからバンダイのニッパーがいいんだけど?という方には次のコチラがオススメです。
【バンダイ信者】ガンプラ作るならニッパーも
BANDAI SPIRITS ビルドアップニッパー
ガンプラ作るんだからニッパーもバンダイのものがいい!という方にはこちらのビルドアップニッパーがオススメ!。
価格は1800円程度。
いきなりですが、皆さんガンプラはどこの会社から発売されているかご存じでしょうか?
バンダイと答えた方、半分正解で半分間違いです。
昔は確かに株式会社バンダイから発売されていました。
ですが今は株式会社BANDAI SPIRITSという会社が販売しています。
お暇な方は最近のガンプラの箱を眺めてみてください。
そして、このBANDAI SPIRITSから販売されているニッパーがこのビルドアップニッパー。
ガンプラを作っている会社が設計して販売しているニッパーなんだから変な物のわけがない!
ということで発売すぐに買ってみましたが、なかなかの切れ味です。
そして持ち手がちょっとカッコイイ。
刃もタミヤ 薄刃ニッパーと同じくらい薄いですが、サイズ自体は一回り大きい感じ。
手が大きめの方はこちらを選ぶとよいかもです。
金に糸目はつけないからとにかく切れ味の良いのが欲しい!という方には次のコチラのニッパーがオススメ!
【恐怖の切れ味】お金に余裕があるならコレ
ゴッドハンド アルティメットニッパー
初心者だけどお金が腐るほどあるという方はこのアルティメットニッパーがオススメ!
価格は5300円程度。
非常に高いです。
ですが、他のニッパーの切れ味が「カッ」だとしたら、アルティメットニッパーは「スッ」です。凄まじく切れ味が良いです。
切る際にほとんど力はいりません。
切断面が綺麗なので塗装せずに完成させたい人にもオススメです。
気持ちいいくらいに切れちゃいます。
ただ、ニッパーとしては非常に素晴らしいですが、僕個人としては以下の理由から初心者さんへのおすすめ度は低いです。
- 単純に値段が高い。薄刃ニッパーを買って更にガンプラ1個買えちゃう
- 片刃構造なので使い方がほかのものより癖がある。
- 刃が薄いため雑に扱うと欠けてしまう恐れがある
それでもプラモデルを長く続けていくと最終的に欲しくなるものです。
予算、そしてヤル気と相談ですね。
そして、アルティメットニッパーがどうしても欲しいという方は、安物ニッパーでも良いのでもう一本購入してください。
切れ味の秘密は刃が薄い事に理由があります。
そのため力の加え方を間違うとパキッと刃が折れてしまう事がありますので、そうならない為にもニッパーの使い分けが必要になります。
僕の使い方としては、ランナーからパーツを切り出す時はタミヤの薄刃ニッパーを使い、パーツに残ったバリをとる時にアルティメットニッパーを使用します。(これを二度切りといいます)
こんな感じでニッパーの扱いに気を遣うため、初心者の方へのオススメ度は他のものよりは低いです。
2本買うお金があるのであれば迷わずコチラをオススメいたします。
ニッパーに5000円なんて出せないよ!タミヤの薄刃ニッパーでも高いのに・・・でも安すぎるのも嫌だな・・・という方は次のコチラ!
【ド定番】昔ながらのロングセラー
タミヤ 精密ニッパー
2000円以内で収めたいという方はこちらのニッパーがおすすめ。
価格は1900円程度。
薄刃ニッパーよりも少しリーズナブル。
そして切れ味もほとんど変わりません。
薄刃ニッパーに比べ刃先が丸みを帯びています。
その分気持ち細かい部分に刃が入りずらいかもしれません。
もくもくが一番最初に購入したまともなニッパーがこれでした。
なのでこのニッパーには恐らく20年以上お世話になっています。
今でも問題なく使用できています。
そして、自分の父の定年祝いにプラモ道具一式をプレゼントした時もこちらです。
妻の深爪処理用に買ってあげたのものこのニッパーです(笑)
合計3本購入しています。
タミヤのロングセラー商品。
モデラーに長く使われるだけの事はあると思います。
ニッパーはある程度決まったけど大事に使いたいからメンテナンス方法が知りたいという方は次へどうぞ。
ニッパーのメンテナンスは必要?
ニッパーのメンテナンス消費としてコチラのニッパー専用メンテナンス油というものがゴッドハンドさんから発売されています。
価格は1300円程度。
アマゾンのレビュー評価も4.6と非常に好評です(2020年8月時点)
お金に余裕がある方はこんな商品も販売されているので要チェックです。
といいつつも、僕的には不要かなと思っています。
まずはお値段。1300円あればニッパー買えちゃいますからね・・・。
そして面倒くさがってやらないと思いませんか?(笑)
使い終わった後に歯ブラシでプラスチック片を取り除き、布で拭いてあげるくらいで良いでしょう。
僕はこれすらもやっていません。でも10年以上普通に使えています。
長く使っているとパーツを切ってニッパーが閉じた後に開きづらくなってしまうこともあるでしょう。
そういう場合は、お家にKURE5-56があればそれをプシュっとしてあげれば解決です。
メンテナンスは特にいらないのはわかったけど、切れ味を保ったまま長く使い続ける秘訣が知りたいという方はお次へ。
長く使い続けるためには
では、長く使い続けるためには日頃どのような事に気を付けながらニッパーを使えばよいのでしょうか?
それは簡単です。イージーです。
これだけです。
正確に言うと「パーツをランナーから切り出す時とバリ処理以外使わない」です。
面倒くさがってちょっと細めの針金や、無理に厚めのプラ板など切ってしまったらもうおしまい。
歯が凹んだり欠けたりしてしまい、切れ味は著しく失われます。
そうならないためにも用途に合わせたニッパーをきちんと使い分けるように心掛けましょう。
あとはあまりいないと思いますが極力刃には触らない事。
触ると危険ですし、触った部分から錆びやすくなります。
プラスチック片がついた場合は歯ブラシ等で取り除いてあげましょう。
まとめ
筆者の少年時代はハサミでパーツをカット
さて、ここまでニッパーについて熱く語ってきましたが、昔のボクはプラモデルを作る時にニッパーを使っていませんでした。
それはなぜか。
小学生の頃のボクはニッパーなんて買うお金がなかったですし、ニッパーを買うなら一個でも多くプラモデルが欲しかったので”ハサミ”でパーツをカットしていました。
ハサミのみで軽く50キット以上は製作していると思います。
カッターすら使っていません。
ハサミだけで全てのゲート処理をしていました(オススメはしません笑)
もしハサミだけで作る大会があれば一番素早く!そして綺麗に作れる自信があります!(笑)
ちなみにハサミを使う前は手でランナーからパーツをちぎって作っていました(爆)
今でこそ何千円もするニッパーを使っていますが、その頃のボクの楽しみはプラモデルを完成させて、それで遊ぶことだったので道具なんてどうでも良かったのです。
プラモ1個我慢すればいいニッパーが買えただろという意見もあるでしょう。
ハサミなんて使ったらパーツが割れたり、白化したりするだろう!
というお声もあるでしょうが、そうなったところで誰が困るでしょう?
完成したものを販売するプロでもなければ、誰かにコレ綺麗だろ~?と見せて自慢するわけでもありません。
その頃の僕は今と違ってプラモデルをたくさん作ることに楽しみを感じていたのです。
そう、ニッパー選びはあなたが何を求めるかなのです。
まとめ
プラモデルは自分のルール、自分の世界で楽しめる趣味だと思っています。
誰にも邪魔されない言わば「自己満足の世界」
ですので、ニッパー選びは「あなたが何を重視するか」で判断すべきかと思います。
- 長く使いたいからいいものを揃えたい。素晴らしいです。
- 1個でも多く作りたいから道具にお金は使いたくない。素敵です。
- 少しでも綺麗に作りたいから綺麗に切れるものが欲しい。グッドです。
「そんなショボいニッパーで作ったらパーツが傷つく」とか、「初心者なのに良いもの使って腕が伴っていない」とか関係ありません。あなた次第です。
あなたは何を重視しますか?
どのニッパーを選びますか?
それともハサミを選びますか?(笑)
さぁ!ニッパーを買って一緒にガンプラを作りましょう!
以上、ガンプラいろはの初心者ニッパー編でした。
それではまた。